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2009年3月 8日

『資本主義は嫌いですか』を読む

ずっと読もうと思っていた竹森俊平著『資本主義は嫌いですか―それでもマネーは世界を動かす』(日本経済新聞出版社、2008)を一気に読む。

サブプライム問題を中心に、バブルと流動性に関する分析?、というか分析の対立軸の紹介。読み通すのにある程度の知識はいるが、一般向けに分かりやすく書かれている。サブプライム危機の本質とは何なのか探りたい人には、いろんな観点からの議論がまとめられているのでお薦めです。

でもなんというか、どっちつかずで結論はない。あるとしたら、マネーが抱えるジレンマのあぶり出しだろうか。バブルはいつかバーストするという危険を孕んでいるが、バブルが起こらないと経済の成長はない、とか。読みながら、貨幣経済のシステムから逃れられない現代世界に生きる僕たちは、リスクと不確実性を重く背負いながら、うまく生きていくしかないのだ、という思いを強くした。そんなため息とともにタイトルを見返してみると、「仕方ないんだよねぇ」という著者のインプリケーションを感じる。

さて、もうとっくの昔の話のようだが、FP技能士3級の結果発表があり合格していた。2級からが本物なので、今年中に受けたいと思う。5月に受けられるかどうかは微妙だけど。

それから、ある古典の翻訳を一緒にしないか、というオファーがあり、引き受けることにした。いつ完成するやら、果たして完成するのやらわからないけど、知的作業はいくらやっても楽しいので参加することに。

田んぼに菜の花がちらほら咲き始めている。春が近づいてきた。

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