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2009年1月27日

なんとやっと今年初めてのエントリ

年が明けてもうひと月経とうとしている。

どうして何も書かなかったというと、こういう匿名のブログに嫌気がさしてきて、どうせならちゃんとしたサイトを作ろうかなと思ったりしていたから。しかし、実際的にそんなことにせっせと時間を費やすわけにもいかず、また公けの立場でもあるまいし、わざわざ実名で発信する意義はないだろうと悩んでみたり。でも、自分メディアはちゃんと持ちたいし、そのためには責任が生じる方向へ自ら追い込む必要はあると思う。まっ、そのうちに。今は、大したことも発信していないので、どのみち意味がない。

そういえば最近、知り合いが某経済誌のオンライン版で政治関係の連載を持っているのを発見した。去年の夏からやっているようだ。大学でも職を得たらしく、わがことのようにウキウキした。

連載の内容はというと、かなり大上段に構えた物言いで、そこまで断言できるバックグラウンドがあるのだろうかと、勝手な心配をしてしまった。危うい橋を渡っている気がしないでもないが、それこそ責任もって書いているだろうから、これから参考にさせてもらおうと思う。フィードの購読にさっそく登録した。

さて、年末に読み始めたフランシス・フクヤマの The End of History and the Last Man を今月半ばに読了。日本語版も読んだが、こうしたややこしい議論をしている本にありがちで、日本語より英語の原書のほうが断然スッキリと頭に入ってくる。

10年以上の時を経てあらためて読み返したが、じっくり内容を追っていくと、別に納得できないところはない。この人も誤解されているなと感じる。単純な図式で、冷戦が終わり西側の民主主義が勝利した=歴史の終わりだ、と叫んでいるのではないし、これから先のことを断言しているわけでもない。そこには、ヘーゲルを軸に、プラトンからホッブスやロック、カントを経てニーチェにいたる西洋の Natural Man (自然人)や Universal History (普遍的歴史)に関する深い哲学的考察があるのであって、そこから紡ぎだされる「人間とは何か、何を求めているのか」という姿のほうが、重要なのだと思う。人間は根本的に「認知」への欲求があるのであり、それを求めることで、歴史が進み、社会が変化してきた、という主張には、大きな間違いはないはずだ。

それに、歴史の終わりに登場する自己の利益のみを追求する人間たちへの懸念は、今の supercapitalism に通ずるものがある。そこから反動で歴史があと戻りすることのないように、社会のかじ取りをどうしていけばいいのか、という難しい問題が私たちに突きつけられているということを、フクヤマ氏は言いたいのだろうと思う。

ところが、著者が何度か念を押しているところから推測するに、「歴史の終わり」を文字通り時系列な歴史が終わる、と大きな勘違いをしている批判者もいるのだろう。それではまるで話のレベルが違うのであって、最初からまったくかみ合うはずもない。

この本を手始めに、今年はせめて10冊ぐらいは英書を読もうと思う。なるだけ深みのある本を。

話は変わるが、日曜日にFP技能士3級の試験を受けた。3級から受けるしかないので受けたが、完全になめていたら、過去問をやってみると、基本的だけどいやらしく細かい知識を問う問題が多かったので、これはまずいと思って、さすがに先週は勉強した。金融商品から、税や不動産、相続まで、浅く広く勉強する必要があった。

試験後に発表された解答をみると、学科は8割正答で、実技(個人資産相談業務)は1問しか間違っていなかったので、マークシートの読み取り違いといったあり得ないことが起こらない限り合格だろう(6割正答で合格)。正直言って、学科の問題をやりながら、「げー、俺こんなの知らないよ」という箇所がいくつもあったが、常識に立ち返ることを基本にして、今までの経験を振り返ってみたり、勉強したことから派生して考えたりした解答の多くが正解であったことは、かなり嬉しかったし驚いた。

次に2級を取って、同時並行で民間のAFPのための単位も取得して、AFPの認定も受けるのが今年の目標。それが今の僕にとってどれだけ意味があるかはわからないが、とりあえず取っておけるものは取っておこうと。本当は、業務独占の資格を取ったほうが稼げるのだろうが、興味のないことをお金のためと割り切って勉強したいとは思わない。ただ、この世の中を生き抜くためにいろんな知識は必要であり、知らないがゆえに損している苦しんでいる人が多いので、そういう人たちを救っていくには、実務的な知のネットワークを作ってアドバイスすることは重要だろうと感じている。弁護士になっておけばよかったなと思うこともあるが、ビジネスのほうが苦しくても面白いので、僕自身は最終的に中小企業診断士が取れればいいかな。これも難しいわりには資格なくてもできる仕事だけどね。あっ、でも年取ったら大学院に入りなおして、学位を取りたいなあ。それこそ大いなる無駄だけど、人間は無駄なこともたくさんやらないと、深みのないつまらない人間で終わってしまう。タモリ倶楽部のような無駄はとっても大事なのです。

いろいろ書きたいことはあるが、夜遅くなったのでこのへんで。

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