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2008年11月16日

肉声の小林秀雄

知り合いの方から「薪ストーブを作って工場に設置したので来ませんか」と誘われた。見に行ったら、けっこうでかかった。ストーブの上でじっくりと作った焼イモを頬張りながら、「これいくらかかりました?」って聞くと、「8万です」と言う。ヌホホホッ、けっこう金かけましたな。でも、これひとつで広い工場内が暖かくなるのだから、結局は安上がりか? イモは思いのほかおいしかった。

久しぶりに自分の部屋の掃除をした。部屋でも作業ができるように、少々、物を移動する。

きれいにしながら、小林秀雄の肉声CDを聴いた。『新潮』12月号の特別付録。推薦人の茂木さんが指摘するとおり落語みたいで、とてもリズムがいい。顔つきや仕事の内容から想像する声とはかなり違った。もっと落ち着いていて太い声じゃないかと思っていたが、高くっておしゃべりな感じです。だんだん怒ってきたりして、その激しさもまた良い。でも、昔の人の声質、しゃべり方ってけっこう小林みたいじゃなかったかとも思う。戦後10年、20年くらいまでの政治家の肉声などに通じるものを感じるから。

6本収録されているが、どれもところどころハッとしながら聴いた。掃除しながらだから聞き流そうと思っていたのに、事実そうしていたのに、時々ぐっと内容に惹きつけられた。こういう感覚は「読み」では味わえないものなのだ。朗読CDであっても、もしかしたら無理かもしれない。肉声だ、肉声がいいのだ。

小林秀雄の講演CD集が販売されているので、買ってみようかと思う。

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