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2008年5月22日

懐の大きさと多様性に支えられた底力

NHKスペシャル「沸騰都市」第2回はロンドンだった。本放送を見逃してしまい、再放送も完全に忘れていたが、たまたまテレビをつけたら始まるところだったので見ることができた(ドバイの回は最後の数分しか見られなかった)。

「世界の首都を奪還せよ」という刺激的なタイトル。株式市場の盛況ぶりはニューヨークを上回る。ロシア、中国、インドをはじめとした新興国の人材とマネーが、ニューヨークではなくロンドンへ押し寄せている。

以前から、そのコスモポリタンぶりには驚いていたが、今やロンドンの人口の3人に1人は外国人だという。考えてみよ、東京の3分の1が外国人という状況になった場合、私たちはそれに耐えられるだろうか? というか、そんな事態に至るまで、思い切った開放政策を支持し続けられるだろうか?

最近、保守党の候補がロンドン市長選を制したあたりを見ると、さすがにロンドンも我慢の限界に来ているのかもしれないが、移民に対して他のEU諸国と比べてとてもオープンであることが、ロンドンひいてはイギリスの経済力を支えてきた一面は否定できないだろう。

ロンドンが今後どうなるのかは誰もわからない。しかし、その懐の大きさと途方もない多様性に支えられた底力は、見渡す限り日本人だらけのこの国に住む僕たちには、とても想像がつかないぐらい強味だろう。

ひとたびは祖国を追われ刑事訴追もされているタイのタクシン元首相が、マンチェスター・シティのオーナーであるというのがいい例で、そんなことは日本ではあり得ない。彼自身も番組のインタビューで、「こんな私を受け入れてくれてとても感謝している」と発言していた。それは本心だろうと思う。

さて、今日のFinancial Timesに載っていた記事を紹介しておきます。

Europe is a geopolitical dwarf

この記事の言わんとすることも、よく考えると、ロンドンの話とつながっている気はする。

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» TV:「NHKスペシャル 沸騰都市2 ロンドン」 サッカーファンが楽しめるNHKスペ! [日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜]
先週5/19に放送された番組をビデっておいたので、週末にみた。 ロンドンが世界の金融の中心地化していることは認識していたが、こうやって映像でみせられるとまたリアルに感じられる。 ロシア、インド他の人材流入を促進するとともに、資本も取り込み国際化を進めることで巨大化してきたと。 驚いたのは、この番組のほとんどメインに据えられていたのが、Football!だったこと。 チェルシーのオーナーになったアブラモビッチ & 古いサポーターの比較、マンチェスター・シティのオーナーになったタクシン前... [続きを読む]

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