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2008年1月24日

食物連鎖の皮肉

昨日New York Times 独自の調査として記事になっていたクロマグロのメチル水銀含有量の話は、日本でもニュースや新聞で取り上げられているようだ。僕は今日の NYTimes の社説を読んで、その元記事のことを知った。

High Mercury Levels Are Found in Tuna Sushi (元記事)

Tuna Troubles (社説)

ニューヨークの有名レストランやスーパーで出されているクロマグロのすしを検査してみたら、基準値を超えるメチル水銀が検出されたのだという。

まあこの手の話は今に始まったわけじゃないし、日本でも厚労省が、妊婦はクロマグロ(本マグロ)の消費を控えるようすでに警告している。

僕がちょっと興奮したのは、社説の最後のところに書かれていることが、僕がつくっている通信物の今月号に書いたことと同じだったことだ。

なぜマグロが危険かというと、食物連鎖で最後のほうに位置し、有害な重金属や化学物質(これらは脂質に溶け込む)が高濃度で蓄積しているからだが、そもそもの原因は人間が垂れ流す排水にある。そして、そのマグロを食べるのが、つまり食物連鎖の最後に位置するのが人間である。

人間が原因をつくり、それで人間が結果的に被害を被る、という皮肉。この悪循環を断つのは、ひとえに人間の行動にかかっている。水銀は工業排水が主な原因だろうが、家庭の排水にもいろんな有害物質が含まれている。自分たちが流している生活排水を考え直してみようと、僕は常々訴えている。

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