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2008年1月22日

世界観が一元化されてはつまらない

リンク先のブログで紹介されていたフランスのラジオ cherie FM を、ここ数日BGM代わりに流している。これでフランス語が分かるようになるとは思わないが、言葉の響きがなんとも心地よくて、けっこうものごとに集中できる。

先日サルコジ大統領が、英語放送をしている海外向けテレビ局「フランス24」を打ち切って、フランス語だけで放送する局を新たに立ち上げると表明した。「フランス24」はBBCやCNNのフランス版を目指して、1年ちょっと前に創設されたばかりだ。

「仏語話さぬTV打ち切れ」=大統領号令、関係者は困惑

採算が取れなくなると思うので、これを実施できるかどうかは分からないけど、英語一辺倒の世界にあって、こういう変なこと言う人がいてもいいんじゃないのかなあ。

ところで、最近の報道に、海外での日本語教育拠点を現在の10か所から100か所に増やすというのがあった。

日本語学習、海外に100拠点…外務省方針

しかし、同様のフランス語教育施設は、世界にすでに950か所もあるのだ。国連の公用語であったり、旧宗主国であったりと、日本語にはないフランス語の利点はあるだろう。それを考慮しても、日本の現状10という数字は少なすぎると思う。国を挙げて言語戦略を真剣に考えるのは、国力という点でとても意義のあることだと思う。

英語が共通語となればなるほど、僕は自国語や言語の多様性へのこだわりを保持していたほうがいいと思う。それは世界観の多様性につながる。英語の世界化に伴って、英語自体がもつ世界観も、きっとどんどん多様化してきているのだろうが、多様化への道筋を多くするという意味では前者だ。

そんなことはないだろうとは思うが、世界観が一元化されていくことだけは避けなければならない。そうじゃないと、この世界で生きていくのはおそろしくつまらないことになる。

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