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2007年10月 3日

「なみだひまなし」

今日2回目の投稿。

彼岸花というのは、やはりお彼岸の頃がいちばん目立つもので、ほんのちょっと前にそこらじゅうの道端に咲いていたのが、今では車を走らせていても、あまりあの赤の色は目に入ってこない。

見た目はわりと美しいのに毒性が強い。また、彼岸花の別名の「曼珠沙華」は、法華経によく出てくるもので、よいことが起こる瑞相として天から降ってくる。この毒と瑞相の結びつきはどう考えたらいいんだろうか。

そんなことを思ったからか、久しぶりに日蓮の書きものを読みたくなって、「諸法実相抄」を音読した。日蓮の文体は不思議で、音読するとそのリズムの良さが心を刺激し、中身があまり理解できていなくても、気分が良くなる。だから、時々こうして、適当な長さのものを声を出して読みたくなる。

たとえば、今日読んだところでいうと、次のような有名なくだりは、ぐっと胸に迫るものがある。まあ日蓮が基本的に好きだから、そう感じるのかもしれないけど。

「此くの如く思ひつづけて候へば流人なれども喜悦はかりなしうれしきにもなみだつらきにもなみだなり涙は善悪に通ずるものなり」「現在の大難を思いつづくるにもなみだ、未来の成仏を思うて喜ぶにもなみだせきあへず、鳥と虫とはなけどもなみだをちず、日蓮はなかねどもなみだひまなし」

以上。

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