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2007年8月 8日

障害者施設を訪ねて

午後、姉の新聞取材に同行することになり、ある社会福祉法人の知的障害者施設を訪ねた。

開所から20数年間経つのだが、その間にどんどん規模が大きくなり、県の委託事業も展開されている。事務長と2時間ぐらい話をしたが、僕も興味があるのでとても盛り上がり面白かった。

障害者自立支援法により、施設の経理も入所者の負担も厳しくなっている。どこに行っても聞く話だ。さらに全介護でもなければ長く入所させておくことが難しくなり、かといって家族側に受け入れ態勢もなく、就労するにも仕事場を見つけるのは困難を極める。

冗談半分で、自滅支援法と言われていたが、その指摘もあながち外れていない。わが家も障害者を抱え、法施行後の負担額の急増や施設サービスの質の低下を身をもって感じている。いちばんの弱者から、削ってもさほどの額にもならない予算をなぜ削減するのか。政治はいったい誰のためにあるというのか。

入所者のなかで陶芸を仕事として取り組んでいる人たちがいて、本格的な窯もあった。施設内には販売所もあり、覗くとけっこう良い品が揃っていてびっくり。思わず、湯飲みをひとつ買って帰ってきた。

これから先の財政的な問題、地域や企業との連携の問題、入所者の自立支援の問題。いろんな課題がのしかかっているのだが、元気に前向きに取り組まれている施設の方々のビジョンを聞きながら、こちらまでわくわくしてきた。

美しい田舎の奥まったところの、外からは静かそうにみえる敷地のなかで、多くの人々がダイナミックに動いていた。僕はそこがなんともきらきら輝いて見えて、胸に迫るものを感じながら帰ってきた。

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