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2007年4月 8日

本当に大事なことは心に記憶されている

金曜や土曜の夜は、薄暗いところでワインに酔いながらメロディアスな音楽を聴いていたい。なかなかそんなことはかなわないけど。

福岡市内を離れたばかりだというのに、地下鉄であちこち移動しながらついつい、次に住むならどこがいいだろうと考えてしまう。以前住んでいた百道浜はやはり一番候補。完全に人工的な街でお店もあんまりないけど、海がすぐそこで、通りは広々としている。大きな図書館もあって、福岡ドームもすぐそこ。ふらっとホークスの試合を見に行くというのが暇つぶしだった。

実家で家族が使っていたパソコンがいかれてしまい、再セットアップをすることになった。再セットそのものはすぐに済むが、各ソフトを最新状態にしたり、不必要なものを外したりして、使いやすい状態にもっていくまでが意外と時間掛かる。昨日今日とけっこうそれに時間を費やしてしまった。最後に全体をスキャンして、夕方終了。これを機に、でたらめに使うことや無秩序に保存することを禁じる旨、家族にお達しを出すつもり。

家族が使っていたものだから、データのバックアップなんかもちろん取ってない。みんな消えちゃうけどいいよな、と最後通告をして開始した。まずデータを消して再セットアップの準備が始まった。目盛りが左から右へ動いていく。それは、今までの記録がこの世から抹消されていることを示していた。いいさ、最初からなかったと思えば。みんなにはそう言ったが、もちろん一抹の寂しさも感じた。

きっと僕らは、いらないものを残しすぎるのだ。なんでもかんでも残すから、その喪失感が大きいのだ。時々、大胆に捨てよう。その果てに残るものだけで、思い出も過去の財産も十分なのではないだろうか。

それに本当に大事なことは、心のなかに勝手に記憶されているはずだ。それは消そうと思っても消せない。リセットすることなんてできない。真に一からスタートということは、僕たちにはできないのだ。僕らはいつも過去を、その善も悪も負いながら、未来へ歩んでいかなければならない。そして、その蓄積のなかで人間性が醸成されていく。僕らはそんな存在なのだ。

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