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2007年1月 2日

中也をまた読んでみよう

日経新聞の新年号で、中原中也の特集があった。今年は、中原中也の生誕100周年に当たる。

中也のあの顔写真を見ると、いつも彼のつぶらな瞳の中に吸い込まれそうな気持ちになる。憂いをいっぱいに溜めたような、世界を悲しく見つめていそうな、震えさえ感じるあの瞳。じっと眺めていると、こちらのすべてを見られているような気になる。

2面にわたる記事のテーマは「故郷」だ。山口への複雑な思い。2年前になるが、僕が彼の詩集を読んだときに、「帰郷」という作品がとても気に入った。それを前のブログで紹介したのだが、この特集のなかでもそれが取り上げられている。直感的に良い詩だなと思ったのだが、少し背景を知るとさらに読み方が違ってくるだろう。もう一度、彼の詩集を読みなおしてみようと思った。

僕の手帳には、中也の詩集から抜書きしたものが挿まれている。記事を読んだあと、久方ぶりにそれを引っ張り出してみた。四つ折りされたその紙を開くとき、心の奥にそっと閉まってあった自分でも忘れていた密かな思いに触れたような気がして、恥ずかしくもあり懐かしくもあった。今年は、時々はこれを開こう。

ぜひ彼の故郷を訪ねてみようと思う。「帰郷」の詩碑もあるんだそうだ。

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