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2006年12月 9日

stay hungry, stay foolish

昨晩から調子が優れなかったので、読書をしながらごろごろと一日を過ごした。

茂木健一郎さんがブログのなかで、昨年のスタンフォードの卒業式における、スティーブ・ジョブズ氏のスピーチに言及していた。これ、けっこう出回っているようだが、今日ブログを読むまで知らなかった。

さっそく原文を読んでみたけど、味わい深い。人生においては、すべてが、敗北や挫折を含むすべてが意味を持つこと、人生において確かなことはいつかは死ぬということであり、その死を意識しながら無駄にしない生を送ることなどを、それぞれ自分の経験を通して述べている。

最後に彼はこう呼びかけている。Stay hungry, stay foolish.(「常に貪欲であれ、常識に囚われるな」。)

僕たちは知らず知らずのうちに、社会に心をからみ取られ、その枠の中に閉じ込められていく。現代という高度に社会化された世の中は、正気でいれば窒息してしまうほど苦しい。だから、苦しまないために、ついには自ら枠の中に当てはまるように自分のサイズを決めてしまうのである。

今日、その虚しさと仕方なさのジレンマのことを考えていたところへ、ちょうど上の言葉が飛び込んできた。しかし、それが簡単でないことは明らかだ。必要なのは、強靭な意志と強靭な知性。それらがないと、それを実践したところで、ただの愚か者でしかない。それらがあることで、社会と個人とのバランスは、微妙に取ることができるのだろうと思う。

ともあれ、stay hungry, stay foolish は良い言葉だ。年を重ねていくほど、肝に銘ずべき姿勢であると思う。詰まらない大人、つまり魅力のない大人にはなりたくない、というのは、僕が常々思っていることで、そのために知的好奇心を失わないことは大事であると考える。

スピーチの原文  スピーチの日本語訳

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