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2006年12月20日

「小泉時代が懐かしい…」

The Washington Postのブッシュ大統領インタビューが音声で配信されていたので聴いた。なんというか、"...and..."というときの声の弱い響きとか言葉の間が、とてつもなくこちらを不安にさせる。「あれ、次何言うんだっけ?」と必死に思い出そうとしたり、「何を言おうか」とためらっている感じがするのだ。

ブレア首相の小気味よい口調に慣れているから、そう思うのかもしれない。それにブレアは、しゃべり方や雰囲気がチャーミングだ。クリントン前大統領、小泉前首相にも共通するものがあった。

コミュニケーションにおける影響力で、態度や表情といった非言語が占める部分が5割以上、声の質や大きさといった近言語が4割弱。しゃべっている内容それ自体の影響力は、実は1割にも満たない、と誰かが書いていた。

きわめてコミュニケーションの仕事である政治において、なにゆえに長い間、ブレアやクリントンや小泉が、政策の中身うんぬんを超えて人気があったのかを考えると、要因として、コミュニケーション能力に長けていた点が挙げられると思う。小泉さんが批判されていたのと同じように、ブレアもメディア戦略について批判されてきたが、結局それができるのは本人にそれを使いこなせる資質があるからだ。それは、政治の本質から離れているようで、実は本質であるようにも思える。

さて、安倍首相がしゃべっているのを何度聞いても、僕には何も響いてこない。おそらく同じ感想を持っている人は多いと思う。だからテレビのコメントなので、「小泉時代が懐かしい」という言葉が、よく出てきてしまうのではないだろうか。

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