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2006年11月23日

Champagne Supernova

昼間、家で『アフターダーク』を読み返していたが、急にドライブをしたくなって、小雨のなか出かけていった。

家から20分ぐらい走ったところに、僕のお気に入りの道がある。イギリスの村と村をつないでいる "B road" のように、細くてくねりと勾配があって、両側にぐっと緑が迫っている。ほんの数百メートルしか続かない、わずか数十秒の道のりだが、いつもイギリスの記憶が蘇ってくる。

それは具体的などこという場所ではなく、個々の場所が総合的に抽象化された僕のなかでの B road のイメージだ。雨が降ると、余計に緑の色は存在感を増す。そして、ますます彼の国の風景と重なってくる。

途中、TSUTAYAに寄って、Oasis のベストアルバム "Stop the Clocks" を買う。これ、出る前から買うつもりでいたんだ。イギリスにいたときに出会った、僕のなかでは今まででいちばん魅力的で今でも毎日思い出す女性が、Oasis のファンだった。

Oasis がテレビに出ていると、「すごいね、この国ってふつうにテレビで、 Oasis が歌ってるのを見られるんだね」と当たり前のことに妙に感心しながら、ときに涙しながら聴き入っていた。僕がいちばん好きなのは、"Champagne Supernova"。スローで諦観な感じがいい。

雨がひどくなってきた。空は一面、どんよりと低く垂れ込めた雲に覆われている。イギリスの冬の天気といえば大体がこんな感じだった。

... in a champagne supernova in the sky.... 歌いながら、なぜかうるうるしてくる。

家に戻ってきて、夕食のもつ鍋のおともに、壱岐の焼酎をストレートで飲む。そこで今日の感傷を終わりにすべく、このいかにも九州的な飲み物を、ぐいっと飲んだ。

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コメント

どうも、ここにも Oasis ファンがいますよ!
僕も、Champagne Supernova のホロ酔い気分のような感じが好きですね。
最近チェックしてなくて、ベストが出てるとは知りませんでした。。。

投稿: エスプレッソ | 2006年11月24日 01:01

はい、ぜひ買ってください。前に何枚かアルバムは買ってますが(まだイギリスの友人宅に置いてある!)、そのなかの気に入った曲がちゃんと入ってました。

リアムはしょっちゅう逮捕されているイメージがありますが、ちゃんと生きているようですね。

投稿: マンデリン | 2006年11月24日 22:23

Champagne Supernova、いい曲ですよね。
時々、理由もなく無性に聴きたくなります。
そして聴くたびに、日本人でもアメリカ人でもなく、イギリス人じゃないとこれは作れないよなぁと感心してしまいます。

なんてことを書いていたら、また聴きたくなってきた・・・。

投稿: luchino001 | 2006年11月24日 23:44

どうもluchinoさん。九州に来られていたようで。

確かに、イギリスっぽいですよね、あの曲。

なんかイギリス人って、インド人とは違う、もっと俗な感じで、諦めの境地に入っている人が多いような気がします。

投稿: マンデリン | 2006年11月26日 00:07

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