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2006年10月15日

人間のいない地球

竹内薫さんのブログのなかで、New Scientist という雑誌が面白いと書いてあったので、サイトを覗いて、最新号のなかからフリーで読める記事をプリントアウトした。題して
"Imagine Earth without People"

のっけから、「人類は地球をめちゃくちゃにした。もし可能であるならば、地球上の他の生物は、人間がこの星から出て行くよう表決するだろう」なんていうことが書かれている。確かに、「お前ら人間さえいなければ、俺たちはもっと幸せなんだ」と叫びたい種は多かろう。

チェルノブイリ近隣のプリピャチという街の話が出てくる。原発事故以来20年、危険地帯ということで、この街には人が住んでいない。しかし、コンクリートやレンガや木材の間から、植物が生長しているのだそうだ。そして、昔の生態系が復活へ向かっていて、ウクライナのその周囲では見かけない狼が、プリピャチではたくさんいるのだという。人間がいないというだけで、放射能汚染にもかかわらず、自然はとてつもない復元力を発揮しているのだ。

そういえば、こんな話を聞いたことがあった。三宅島の噴火で住民が本土へ避難して、人間が生活しなくなったら、しばらくして周囲のサンゴ礁が復活したと。生活排水が海にとって毒だったのだ。ああ、なんて人間は迷惑な生き物なんだろう。

記事は、大気や海水、絶滅の危機にひんする種のリスクについてなど、長々と書いてある。人類がいなくなっても、過剰な二酸化炭素を最終的になくすには2万年という時間が必要だそうだ。

人類が消え、それから何万年か経てば、現在の圧倒的な支配の形跡は完全に消え去ってしまい、10万年後にエイリアンが地球にやってきても、高度に発達した文明がこの星に存在したという目に見える印はない、とも。

しかし、このお騒がせで厄介者の人類は、まだまだ生き続ける。一体、人類ってやつは、何をするために、これほどの知能を持ち合わせて、地球に誕生したのだろうか?

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