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2006年8月 3日

昔ながらの取引

朝早くから庭の剪定をしてもらう。毎度のことだが、これをやると庭の風景が一変して引き締まる。

何年も頼んでいる植木屋さん、実は今日まで連絡先を知らなかった。名前すらみんなはっきりと覚えていない状況。それでどうやって頼むのかというと、頃合を見計らって、向こうから連絡があったり、ふらっとやってきて、やりましょうかと言ってきたりするのだ。

今回も向こうがふらりと訪ねてきた。そのときの母の言葉、「あらっ、あなた、もうそろそろ来るだろうと思ってたのよ」(本当はものすごい方言ですが)。連絡先が分からないのだから、もし来なかったらずっと待つのだろうか? このご時勢に、なんとものんびりしている。通信手段が発達するまでの行商などは、大体こんな感じだったのだろうか? ある意味で、こんなやり取りが今見られるとは感動だ。

今日は最後に名前と連絡先を書いてもらった。でも、きっと電話などしないだろう。待っていればちゃんと来る。今度は来年の春、あんずの木を植え替えに。

親しくしている街の電器屋さんも面白い。電子レンジを買い換えようかな、とか掃除機の新しいのを買おうと思うんですけど、とか言うと、勝手に向こうが見繕って適当な製品を持ってくる。「あなたのところは、これぐらいのものでいいんじゃないかと思います」などと言って。そのうち見に来ますよ、と言ってても、1日も待ってられないらしく、おじさん自ら持ってくる。

よほど金額が計画以上だったり、見た目や性能が気に入らなかったりしたら断るけど、なかなかこちらの懐具合やねらいを理解していて、いちばん手を出しやすいものをちゃんと揃えてくる。こちらは、「じゃあそれにしますか」と早々と諦めて、玄関口で購入を決めてしまうのだ。そのたびに、われながらおかしくてたまらない。「こんな商売あるもんか」と思いつつ、人間らしいじゃないかと思って、向こうの手にまんまと乗っかっている自分。こうやって街の電器屋さんは生き残っているのだろう。

一時は大型量販店に飲み込まれてしまうのではという怖れもあったが、最近はまた街中の小さな電器店は盛り返しているという報道を何度か目にしたことがある。薄型テレビの4台に1台がこの手の店で購入されているんだとか。

うちのお店の人は、地デジ対応のプラズマテレビとIHのコンロを買ってほしいらしい。まだその辺はわが家に需要がないので心は傾かないが、きっとそのうち、ここから買うことになるんだろうな。なんと原始的な商取引。まあでもそういうのもたまにないと、この世の中は息苦しいですよ。

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受信: 2006年8月 4日 02:58

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