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2006年4月18日

黄砂から環境問題のことを思う

今日(17日)、北京では黄砂が今までになく降ってきて、街がまるで砂漠のようになったと報道されているが、九州もけっこうひどかったのではないかと思う。

というのも、夕方、車を走らせながら見たら、太陽のかすみ具合が異様だった。一面、薄黄色く染まった空に、ほとんど力のないぼんやりとした光。どう形容したらいいのだろうか、印象派のあのぼやっとした風景が、もっと重たく暗く、そのまま目の前に広がっているような感じだ。僕はあれは、黄砂のせいだったと思う。しかも、最近こんな光景に何度も出くわしている。

黄砂を目の当たりにすると、あらためて中国がいかに近いかということを実感するし、否が応でも中国の大気汚染について考えざるを得ない。汚染された空気は、日常的に日本へ流れてきているはずだ。たまったもんじゃない。環境問題は本当にborderlessでurgentな問題なんだなと思う。研究者レベルではいろいろと研究や警告・提言がなされているだろうが、やっぱり政治が大胆に動かないと、ダイナミックな転換はできないよな。しかし、中国が「はい、はい」と話を聞きはしないだろう。なんせ発展まっしぐらですから。

あっ、でも思い出したけど、ローカルニュースで、中国のテレビ局が日本の公害克服に学ぶために、北九州や水俣に1ヶ月間、集中的に取材をしに来ているという報道が最近あった。轍を踏んでも仕方ない、というのはごく常識的な判断か? 環境のことを考えなかったら、どんなに繁栄しても、最終的に自然のしっぺ返しがある、ということを政財界のリーダーたちが深く認識してくれたら、ああいう中央集権的な国では、がらっと方向が変わることだってあるだろう。そんなところに期待するしかないのかな。

それに、どんなに反発を続けても、国際的な縛りはどんどん無視できないものになっていくだろうし、そのうち、それに従っていったほうが、実はprofitableだという事態にもなっていくだろう。

その間、僕らはせっせと解毒をするしかない。とってもミクロな結論ですが、もっとも現実的な対処だと思います。

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