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2006年4月30日

スペイン語のアメリカ国歌

Bush Enters Anthem Fight on Language

アメリカでスペイン語版のアメリカ国歌がリリースされたことを受けて、ナショナル・アイデンティティか多文化主義かということで論争が起きている。大統領は保守的な見解、つまりアメリカに来た人は英語で国歌を歌うべきだと言及した。

スペイン語が好きで、ヒスパニック系を大きな票田としているブッシュ氏だが、さすがにこれについては、一国の指導者として当たり前のことを言ったと思う。他の歌ならいざ知らず、国歌は国にとって最も神聖な歌であり、一種のシンボルとなっている。だから、歌詞を変更することは、国歌ひいては国を冒涜していることになるだろう。

アメリカ=英語といっても、これが絶対というわけではない。イギリス人がやってくるまで英語は使われていなかったし、将来はスペイン語に飲み込まれることだってあるかもしれない。そう考えたら、英語で歌うことに固執する必要はないようにも思えるが、そんなことを言い始めると政治的には収拾がつかなくなる。今という視点で見た場合、政治指導者としては他に選択肢はないだろう。アメリカのように国歌のシンボル化が強い国では、特にそうだと思う。

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2006年4月27日

堀江さんの姿を見て

堀江さんが小菅の拘置所から出てくるところをテレビで見た。九州の田舎者の純朴さが感じられる姿だった。僕はやっぱりこの人を嫌いになれないなあ。

これから先、裁判が待っている。刑事事件だけでなく、民事でも争いがあるだろう。すべてが終わって再スタートできるのがいつになるのかわからないが、この人はまた這い上がってくるに違いない。才能はあるし、世間に負けず生きる精神力も持っているはずだから。素直な気持ちとして、がんばってほしいと思う。

逮捕直後にも書いたが、人生ははかない。彼の姿はそれを教えてくれている。だから、一日々々を大事にしていこうと、当たり前のことを強く思う。

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2006年4月24日

千葉7区補選のこと

千葉7区の補選で民主党候補が勝利した。就任直後ということもあって小沢民主党への期待値が急速に高まったことが、やはりいちばんの勝因だろう。また、期待の裏返しとして、自公政権へ倦怠感を覚え始めた人が増えたのではないかと思う。

もちろん焦点は来年の参院選であって、そのときにどのような事態が自民や民主に起こっているか誰もわからない。今年の初め、自民党は「4点セット」のせいで絶体絶命のところへ追い込まれていた。民主党はこれで吼えるかと思いきや、「偽メール」でずっこけた。自民党は高笑い。そこへ小沢さんが出てきて、民主党は息を吹き返した。小泉さんがよく言うように、「政界は一寸先は闇」なのだ。

ということは、参院選のときに、小沢さんが求心力を持ち続けているかどうか、有権者の期待が維持できているかどうかはわからない。タイミングが重要だということは、この補選を見てもわかるではないか。けれども、今回の結果によって、民主党に勢い(党にとっては自信と勇気、有権者にとっては信頼と期待)を持たせたのは確かで、それだけタイミングという要素の効果を抑えることにはなるだろう。

それにしても、出口調査をいくつか見たが、そのデータが面白かった。テレビで見たので数字が明確ではなくて申し訳ないが、自民支持者の何割かは民主候補へ投票していた。共産支持者のなかでさえ民主候補が少なからぬ得票を得ていた。彼らは揺れていたのだ。そして、それはごく当然なことだと思う。

それに比べて、公明支持者の95%ぐらいが自民候補へ投票。組織で言われたとおりに行動したのだろう。果たして、これを個人の意思の反映と受け止められるだろうか? ひとりひとりが熟慮して投票したのなら、もう少し票が分散してもよさそうなものだ。

冬柴幹事長はこう述べている。

各調査にも見られるように、我々公明党支持者は斉藤氏でまとまっておりました。公明党としては、連立の責任を果たすことができ、連立の信頼関係をより一層深めたものと信じています。

立場上こう言うしかないだろうけど、外から見ていると、政党組織と民主主義ってもしかして相容れないのではないかと思いたくなるぐらい、支持者ひとりひとりの「顔」が見えてこないではないか、「声」が聞こえてこないではないか。

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2006年4月23日

英語漬けの一日

朝から夕方まで、英語漬け。朝出掛けるときは思いもしなかったのだが、英語でのプレゼンテーションやスピーチを聞く一日となってしまった。アメリカ人やらオーストラリア人やら、いろんなアクセントがあったけど、今日の英語はみんなとってもclearだった。

それにしても、英語のスピーチって格好良くまとめられるんだよな。よく聞くパターンとして、余韻を残して終わるやり方がある。韻を踏んだ体言止め(と呼ぶのかどうか知りませんけどね)やキーワードの投げかけ。例えば、トニー・ブレアの代名詞といえば"New Labor"(新しい労働党)。

**************

ここまで書いたところで、なんと、マンションの火災報知機が鳴った。「火事です、火事です。近くで火災が発生しました。安全を確認のうえ避難してください」(こういうのは男の声なんだ)。
そのまま一歩外へ足を踏み出すも、「待て、まずは着替えなければ」と最低限おかしくない格好に着替える。それから、本当だとしたらすぐに戻ってこれないぞ、と思って、携帯と財布となぜかクレジットカードをポケットに入れた。
廊下へ出る。そのままエレベーターではなく非常階段へ。下りる途中、かわいい女性と出くわしたので、話しながら外へ。女性っていうのはすごいな、こんなときもちゃんとスプリングコートを羽織って、バッグを持って、そのまま外出していい格好している。あとから出てきた女性たちも、ほとんどが同じようにきちんとしていた。
僕らふたりが一番早かったみたいだ。次に1階のショットバーのお店の人。あとはまばらで、数分経ってようやく十数人になった。80部屋ぐらいあるのに、そんなに留守なわけがない。
そこへけたたましくサイレンを鳴らして消防車が到着。上を見上げたら、ベランダから顔、顔、顔。マジかよ、と思って心配で身を乗り出したのだろう。お前ら、狼少年になっても知らんぞ!
結局、ありがちな誤報でしたが。

**************

で、話は戻りますが、ブレア首相の有名なスピーチのひとつが、たしか次のフレーズで終わるんです。

"New Labor. New Britain."

こういう引き締まった終わり方、日本語じゃできない。もしやったら、「おい、それで終わりかよ」って拍子抜けになってしまう。だけど英語だと、これが胸にじーんとくるんだ。

ああ、ロンドンへ行きたくなった。

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2006年4月21日

高速バスにひとり、そして加納クレタ

夜、高速バスに乗った。天候が悪かったせいか、なんと僕の他には誰も客がいなかった。よく利用している路線だが、こんなことは初めてだ。

乗車するバス停で、入れ違いに何人か降りた。整理券を取って、さてどこに座ろうかとバス全体を眺めてはじめて、残っている客が自分ひとりであることに気づく。思わず「誰もいない」と呟いてしまった。前から眺めた車内の光景には、寂寥感が満ちていた。今目を閉じても、そのとき見た誰もいないシートの列がありありと浮かぶ。予想外だったためか、なんだかどこか間違った場所へ来てしまったような気になった。

大きなバスにひとりぽつんと座って、夜の闇の中で揺られているのは、あまり気分のいいものではない。何かいやなことが起こるのではないかと緊張してしまう。

運転士が、どこまで行くのか、休憩をするかどうか尋ねてきた。行先と休憩はいらない旨を告げると、「じゃあ、休憩をせずに、途中のバス停もとばして、まっすぐ目的地まで行きましょう」と、なかなか物分かりのいいことを言ってくれた。僕が乗車したバス停のあとは降車するバス停しかないので、こんなことができるのだ。結局、ふだんより15分ほど早く到着した。

話は変わるが、バスに乗る前、村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』第2部を読み終えた。ずっと前に友人が、この本が面白いとちらっと言ったことが記憶に残っていて、いつか読もういつか読もうと思い続けていた。この前、彼の『意味がなければスイングはない』を読んで文体がとても気に入り、それが直接のきっかけとなって、遅まきながらようやくこの本を手にとってみた。第1部は、前の日曜日に一気に読んだ。この先どうなるんだろう、と誘い込まれて、第2部も、時間があれば何を差し置いてもというぐらいの勢いで読んだ。でもまだ第3部がある……。

バスを待っている間、読後の余韻が残っていた。登場人物のひとり、謎の女(出てくる女性はみんな謎だけど)加納クレタのことを考えていた。バスが到着する。降りる人がいたので乗降口の下で待っていると、はっきりした顔立ちの日本人離れした美しい女性が降りてきた。きれいだなと思って下から見惚れていたら、その女性は真っ直ぐ僕のほうへ突っ込んでくるように降りてくる。えぇ?と思った次の瞬間、目の前数十センチのところで、彼女は突然身をかわして、僕を横切った。

残り香が漂っている。今の女性の消え方がなんだか、意識と現実のなかで錯綜して登場する加納クレタのようだった。

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2006年4月19日

イラク戦争でバビロン遺跡が破壊

Babylon Awaits an Iraq Without Fighting

今回のイラク戦争によって、古代都市バビロンの遺跡の破壊が進んでしまったという話。バビロンって、イラクにあったんだ。知らなかった。

… it is hard to tell what are ruins and what's just ruined.
 →どれが遺跡(ruins)で、どれが破壊された(ruined)ばかりなのか、見分けるのは難しい。

と、最初に書かれている。ひどい有り様なんだろう。そもそもが泥でできた遺跡なので保存が難しかったところに、塹壕は掘られるわ、土嚢にされるわ、前線基地は作られるわ、ヘリコプターの発着場に使われるわ、戦車が通るわ、で、どれだけ破壊が進んでいるか見当もつかないという。そして、混乱に乗じて、多くの価値あるものが盗難されている。

米軍は、「申し訳ないと思うが、自分たちがいなければ、もっとひどいことになっていたはずだ」と、帝国主義を彷彿とさせる言い方をしている。大英博物館やルーブル美術館のことを思い出した。これらは、組織的盗難物の大コレクションだ。そのことを問われると、関係者も一般国民も、概してこの米軍と同じような回答をする。

まあそれは置いとくとして、歴史に価値を見出して、しかもそれをそのまま保存しておこうという発想は、ここ100年かもしくはもっと最近になって、世界的な流れとなったんじゃないだろうか。昔は、そんなものお構いなしで、逆に以前の歴史そのものを抹殺しようとして、都市を完全に消滅させたり、新しく街を造り直したりしている例がたくさんある。世の中に遺跡や歴史的建造物として残っているものはごくごくわずかで、ほとんどのものは度重なる争いや自然現象によって消滅しているのだ。

と考えると、バビロンの今回の破壊も、戦争という要素を考えたら致し方ない気もする。でも、先進国の仕業かと思うと、やるせないなあ。タリバンによるバーミヤン破壊と、どれだけの違いがあるのだろう?と首を傾げたくなる。

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2006年4月18日

黄砂から環境問題のことを思う

今日(17日)、北京では黄砂が今までになく降ってきて、街がまるで砂漠のようになったと報道されているが、九州もけっこうひどかったのではないかと思う。

というのも、夕方、車を走らせながら見たら、太陽のかすみ具合が異様だった。一面、薄黄色く染まった空に、ほとんど力のないぼんやりとした光。どう形容したらいいのだろうか、印象派のあのぼやっとした風景が、もっと重たく暗く、そのまま目の前に広がっているような感じだ。僕はあれは、黄砂のせいだったと思う。しかも、最近こんな光景に何度も出くわしている。

黄砂を目の当たりにすると、あらためて中国がいかに近いかということを実感するし、否が応でも中国の大気汚染について考えざるを得ない。汚染された空気は、日常的に日本へ流れてきているはずだ。たまったもんじゃない。環境問題は本当にborderlessでurgentな問題なんだなと思う。研究者レベルではいろいろと研究や警告・提言がなされているだろうが、やっぱり政治が大胆に動かないと、ダイナミックな転換はできないよな。しかし、中国が「はい、はい」と話を聞きはしないだろう。なんせ発展まっしぐらですから。

あっ、でも思い出したけど、ローカルニュースで、中国のテレビ局が日本の公害克服に学ぶために、北九州や水俣に1ヶ月間、集中的に取材をしに来ているという報道が最近あった。轍を踏んでも仕方ない、というのはごく常識的な判断か? 環境のことを考えなかったら、どんなに繁栄しても、最終的に自然のしっぺ返しがある、ということを政財界のリーダーたちが深く認識してくれたら、ああいう中央集権的な国では、がらっと方向が変わることだってあるだろう。そんなところに期待するしかないのかな。

それに、どんなに反発を続けても、国際的な縛りはどんどん無視できないものになっていくだろうし、そのうち、それに従っていったほうが、実はprofitableだという事態にもなっていくだろう。

その間、僕らはせっせと解毒をするしかない。とってもミクロな結論ですが、もっとも現実的な対処だと思います。

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2006年4月16日

ラムズフェルド国防長官への辞任要求

Rumsfeld Gets Robust Defense From President
Pentagon Memo Aims to Counter Rumsfeld Critics

昔取っていたNew York Times のヘッドライン配信を、数日前から復活させた。またそのうち、毎日届くのがうっとうしくなるのかもしれないが、なるだけ続けようと思う。ここのポッドキャストもけっこう充実していて、このヘッドラインを音声で伝えてくれるサービスをはじめ、いろいろ揃っている。

さて、上のリンクですが、NYTimesの15日、16日の各トップ記事。ラムズフェルド国防長官に対して退役将校たちが相次いで辞任要求していることについて、ホワイトハウスやペンタゴンがどれだけ神経を尖らせているか、よくわかる。

感情論で言うと、僕は今の政権の主要メンバーが大嫌いだ。チェイニーもラムズフェルドも極悪人にしか見えない。ライスなんか何か愚かで間違ったものに囚われた人じゃないか?という気がする。そもそもあの大統領の顔のなんとばかげていることか。ブッシュ政権のもとにいるわれわれ世界の不幸を嘆く。だから、国防長官だけじゃなく、いっそうのこと、みんな辞めてほしい。

ペンタゴンが出した1枚のメモランダムでは、いかに長官が制服組と意見を交わしながら政策や作戦を立てているか、批判している退役将校の数なんていかに取るに足らないものか、などが強調されているようだ。表立って批判している人が氷山の一角でしかないことは、百も承知だろうに。しかしなあ、上司(大統領)からも部下(ペンタゴン)からも懸命に擁護してもらわなきゃいけないなんて、惨めだな。

今回の辞任要求発言をめぐっては、退役軍人であるとはいえ、軍のシビリアン・コントロール(文民統制)が問題になっているようだ。つまり、軍人は文民の長官に盾突いてはいけない、ということ。僕が思うに、制服組はそんなことはきちんとわきまえているし、言いたいことがあっても、ほとんどの場合ぐっと抑えていると思う。だから、彼らは尊敬されるのだ。ということは、今度のようなことは余程のことであって、それぐらいラムズフェルドがひどい、ということの証左ではないかと思う。我慢の限界を超えているのだ。

このままブッシュ政権のイメージダウンが続いて、支持率が低迷し続けると、中間選挙で大打撃を受けかねない。そうならないために、イラクで何かしら目立った前進があるといいだろうが、それを望むのは難しい。となると、先般報道されていた通り、次のターゲットのイランへの攻撃か? そんなアホなと思いたいところだが、アフガンの後にイラクという話が上がっている当時同じように、そんなアホなとみんな笑っていたのだ。ブッシュ=チェイニー=ラムズフェルドのトリオなら、それぐらいのことを考えてもおかしくないということを、もう世界の人々は学習しているだろう。

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2006年4月15日

ひとり静かに

最近、あっちこっち出かける機会が多い。昨日は、「今晩はひとりでゆっくりしよう」と決めて、昼間仕事を済ませたら、どこにも寄り道せず、まっすぐマンションへ戻ってきた。

部屋はいつもきれいにしているんだけど、まずは掃除。床拭きをすると、気分がとても良くなる。それから、ワインが飲みたくなったので、買い出しに出かけた。一人だし、そんなに飲めないし、と思ってハーフボトルを探す。手頃な値段でモンテプルチアーノ・ダブルッツォが置いてあったので、ひとり静かに飲むにはちょっと重いかな(重いですよね?)、と思いつつ購入。チーズにブラックオリーブ、ハム、ソーセージ、パスタといった、こんなときの定番の品々を買い揃えてきた。時々、こういうバタ臭いものが無性に食べたくなる。

iTunesのラジオのリストのなかで、Absolutely Smooth Jazzというのが最近お気に入りで、それを聴きながら、ちょびちょび飲んだ。でもって読んでいたのは、平野啓一郎『顔のない裸体たち』。こんなのを読んでいると酔わない! 話題の本ですが、結局数十ページしか進まなかったので、感想はまたいつか。

でもやっぱり、気の置けない友人たちや、大好きな女性と一緒に飲むほうが楽しいよな。

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2006年4月14日

ジェネリック薬品ってどうなんだろう?

調剤薬局を何店舗も経営する知り合いの薬剤師の方と、ジェネリック薬品について話をした。今月から処方箋で、先発医薬品か後発のジェネリックかを医者が選択するようになっているが、ジェネリックの浸透はなかなか進んでいないという報道がある。

この人の評価は散々だった。「ジェネリックなんかダメだよ。安全かどうかちゃんとしたデータがないんだから」。うーん、報道やジェネリック系企業の言い分とは違うなあ。どっちが本当か?

他でも指摘されているが、「これは、アメリカの薬品会社が、自分のところで薬が売れなくなったから日本で売ろうとして、それを小泉が後押ししているだけ」とも。郵政の問題でも、アメリカの金融企業に肩入れしているのだという批判があるが、構図としては同じということだ。おそらく、その辺の事情は大きな声では言えないが、日米関係のなかで取引されていることなのだろうと思う。

幸い僕は今まで、薬とほとんど無縁で生きてこられたのであまりよくわからないが、薬代がかなり負担になっているという人も多いだろう。そういう人たちに対して、ジェネリックは必要なものではないかとも思うが、この薬剤師さんの話に沿って考えると、「安かろう、悪かろう」かもしれないということか?

でも結局のところ、なるだけ薬に頼らなくていいよう体質改善をはかるとか、予防医学を心がけるとかすることが、国民一人ひとりの健康や医療費にとっても、国の財政にとってもいちばんの解決になるのではないだろうか。話が飛躍しすぎですが……。

ああでも、そうすると、製薬業界や薬局が困るのかあ。

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2006年4月13日

狂信のエネルギー

9・11テロ機内の音声、共謀被告公判で公開

出かける準備をしながら昼前のニュースをみていたら、ちょうどこの公判のことを報じていた。

ボイスレコーダーに残された最後の言葉は、テロリストたちが繰り返した「アラーは偉大なり」という叫びだったという。彼らの尋常ではない神経は百も承知のうえだが、ついには「天皇陛下万歳」と叫ばず「お母さん」と泣いたという多くの日本兵と比べたら、その狂信の凄みが伝わってくるではないか。

9・11を単純な構図に還元してしまうのはいけないだろうが、宗教というものがひとつのキーワードであることは確かだ。彼らを「あれは信仰者ではない」と否定してしまうこともできる。しかし、あそこまで精神を突き抜けさせてしまうには、凄まじいエネルギーが必要で、その原動力になるものは、何かへの絶対的な信、他のすべてを否定さってしまうような信だ。その力の出どころは、どんなに本来あるべき世界観が歪められていたとしても、やはり宗教しかないと思うし、その姿はやはり信仰としか呼べないと思う。

これはアブラハムの一神教だけの問題か? いや、危うい狂信のエネルギーは身近にも満ちている。ああ、でもこれ以上書くのはやめよう。

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2006年4月11日

知的欲求は焦らず満たそう

久しぶりに今日は、昼間から机に向かっている。だけど、何をしているんだかよくわからない時間の過ごし方をしてしまった。

最近、無性に化学の勉強がしたくて、かといってほとんど知識がないので、図書館から借りてきたブルーバックスの『新しい高校化学の教科書』を読み始めた。これ、もちろん検定外のものなのだが、どうして高校のとき、この教科がすんなりとわからなかったのか、はなはだ疑問だ。それだけ大人になったということだけで、済ませていいものだろうか。アホだったんだよなあ。

サプリメントを仕事のなかで取り入れるつもりで、勉強を始めた。資格も取るつもり。『今日のサプリメント』という、このところ重宝している本(雑誌『薬局』の別冊)を少し読んだ。

ああ、でも最近英語に触れていないなあと思って、BBCのWorld Serviceを聴いたり、New York Timesのサイトを開いてみたり。こういうところを見聞きしていると、どうして日本のニュースサイトって内容に乏しいのか、不思議でしょうがない。世界でのネットワークの違い、ジャーナリストの質など、いろいろレベルが違う気がする。

国際政治の勉強もしたくなり、昔よく読んでいた学術誌“International Organization”の最新号から、論文をダウンロードした。この手の本格的な英語論文は、読むのに何時間もかかる。まあ季刊なので、じっくり取り組まなくても、次が出るまでに何本かは読めるだろう。

と思ったら、オークションで買っていたサイモン・ラトルのベートーベン交響曲を、ほとんど聴かずじまいで仕舞っていたので、棚から引っ張り出してきて聴いたり。

でもって、最後は、抱腹絶倒ものの開高健『知的な痴的な教養講座』を読了。ああ、面白かった。何度笑ったことか。開高健の小説は読んだことないけど、この本を読む限り、僕のお気に入りの文体。

無知の知は、止めどもない知的欲求へとつながるものだ。しかし、焦ってかいつまんでいっても、僕の場合、あまり血肉にはなっていない。焦ったときは、今日のように、いろんなことをしようと欲張ってしまう。ひとつひとつ確実に潰していかなければ。

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2006年4月10日

反自公で選挙協力―小沢代表

参院選、反自公なら共産党とも協力…小沢・民主代表

本当に小沢さんがここで言っているようなことを画策するとなると、公明党などはきっと、「そんなのは理念のない野合だ」などと、自分たちのことを棚にあげて批判するに違いない。しかし、公明党の今までの態度が示しているように、どんなに首をかしげるような手段であっても「勝てば官軍」なのだから、勝つことを第一に掲げて戦略を立てればいい。僕はどちらかというと自民党が好きだけども、もうそろそろ自公も政権から降りたほうが、彼らの健全性のためにも国民にとっても良いと思う。まずは来年の参院選で民主党が勝つことを願っている。ただ、反自公で野党が本当にまとまるかどうか。

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2006年4月 9日

小沢さんも民主党も頑張ってほしい

民主党の代表に小沢一郎氏が就任したことは、政治全体にとって良かったのではないかと思う。他の誰がこのポストにつくよりも、民主党内も自民党も、そしてそれらを取り巻く集団にとっても、緊張が格段に増すことになるだろうから。

小沢氏の経歴は、自民党幹事長時代を中心に、党運営の面を強調されることが多い。確かに、閣僚の経験は浅いし、「壊し屋」「豪腕」といった形容は、党の立場とともに想起されるものである。

しかし、実は巧みな外交上のアクターでもあったという。竹下政権下で、彼は官房副長官を経験しているが、その際に日米間のいろいろな経済交渉を進めている。幹事長時代もそう。つまり、一度も外交の正式な代表者にはならなかったにも関わらず、彼はその交渉力でもって外交の重要なアクターとして存在していたのである。もちろん、内政においても国会対策においても、90年代は重要なアクターであり続けてきた。

重要な仕事ができた前提には、与党の中で重要な人物としてみなされていた環境があるだろう。今回は、パッとしない野党・民主党の党首に過ぎない。でも僕は、わざわざ自民党の中枢から抜け出てきたという事実から考えると、この人は何かふつふつとたぎる熱いものを持ち続けているような気がする。そしてそれは、ネガティブなイメージからかけ離れた、かなり純粋な真摯なものではないかと思う。そんなところに、僕はわずかばかりの期待をしている。

このままだらだらと自公連立政権が続いても退屈なだけだし、政権交代がなければ、与党も野党も中身は腐っていくばかりだ。だとしたら、現実的に今は民主党に頑張ってもらうより他に道はない。自民党があたふたするぐらい強い民主党になってくれれば、面白いんだけどなあ。

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2006年4月 7日

唇に毒(?)が…

一昨日の夜、面白い体験をした。

気温が上がってきたところに大雨がふったせいか、夏しか目にしないような、蚊と呼んでいいのか蛾と呼ぶべきなのか、その中間ぐらいの、うっとうしい飛行生物が一匹、僕のまわりにやってきた。顔の前を行ったり来たりするので、手で追い払っていたら、最後に顎のあたりをかすめて、どこかへ遠ざかっていった。

しかし、この目障りなものが消えて喜んだのも束の間、下唇の左側がいきなり痒くなりはじめた。きっと、さっきの野郎が最後にちょっと唇の際に触れたのが原因だ。「これはやばい」と直感した僕は、すぐに洗面台の前に立って、むずむずするところを凝視した。すると、みるみるうちにそこが腫れ上がってくる。あっという間にそこだけ水膨れみたいになって、傍から見てすぐにその異常が見て取れるぐらいはっきりと大きくなった。

ちょうど最近、経皮毒性のことを勉強していたので、皮膚から吸収された毒がいかに速く体内を駆け巡るかを僕は知っていた。今すぐ何かしなければ。しかし、こんなときは妙に落ち着くもので、じっと5秒間ほど考えた(おそらく)。

思いついたのは、これまた最近試していてすこぶる効果のある、マルチ・ミネラル・ビタミンのドリンクだった。体内解毒、つまり今流行りのデトックスのために、日夜これを飲んでいる。ちょうどこの日、この液体がいかに速いスピードで体中に届くかという話を聞いていた。30秒ちょっとで届くのだという嘘か本当かわからないような話だった。

よし、じゃあ自分で実験してみるか。そう思って、まず、患部にその液体を付けた。さらに、ふだんは1日に15~30mlで十分なところを、一気に100mlぐらい飲んだ。そして再び洗面台へ行き、腫れたところを観察する。30秒ぐらいだろうか、正確に計ってはいないが、1分は絶対に経っていない。そのわずかな時間を経て、ビリビリとそこが痛みはじめた。来たな、と思って、さらに目を凝らしていると、またもやみるみるうちに、今度は腫れがすうっと引いてきた。そして5分もすると、完全に元の大きさに戻ったのだ。すっ、すごい! 本当にびっくりだった。

考えてみたら、心臓の悪い人がいざ発作というときのために持ち歩いているニトロなんかは、何秒かで効き目が出るんだから、吸収の良いものだったら、それぐらい速く患部に到達するんだよな、成分の良いものも悪いものも。

ちなみに、このマルチ・ミネラル・ビタミンのドリンクを飲み始めてから、ものすごくよく眠れるようになった。それまでもきちんと寝ているつもりだったが、今までいかに浅い眠りだったのか気づかされた。今は毎日、深い眠りについている。

今振り返ると、あの唇騒動が毒だったのか何だったのかよくわからない。大袈裟に反応したのかもしれない。まあ念のためにできることといったら、せっせと毎日解毒を続けることである。

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2006年4月 5日

雨上がりの山々

昨日は一日中大雨で、夜遅くになってようやく止んだ。雨音は消えたものの、今度は近くの川から轟音が聞こえてきた。よほど降ったのだろう、それから一日経って、ようやく流れも落ち着いたようで、いつもの静かな心地良い川音に今戻っている。

今朝、外を歩いていたら、雨上がりに天気になるといつもそうであるように、四方の山々のいたるところが煙っていた。僕はこの情景が大好きだ。まるで山が生き物のように思える(実際に生き物なんだが)。それに、雨上がりはふだんより緑がうんと濃くなっているので、そのぶん空とのコントラストがはっきりしていて、稜線が美しく、山自体がいっそうたくましく映る。

何の変哲もない小さな山々だが、こんな雨上がりに眺めていると、日本の自然美がそこに凝縮しているかのように感じる。そしてこんなときはきまって、まるで自分が軽井沢の別荘にでも来ているかのような気分になって、うきうきする。

大きく息を吸ってみる。気持ちいい。生かされているなと自然に感謝した。

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