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2006年3月 3日

永田寿康氏の姿を見て

永田寿康議員の一件を見ていて思うのは、人間って責められると途端に弱くなってしまうということだ。辻元清美議員の数年前の姿もそうだが、責めたてることを仕事のようにしているこの人たちには、とっても良い経験だろうと思う。相手の立場を想像できるようになるから。他者性の感覚だ。

責める側には、とことんまで相手を追い込まずに、精神的な逃げ道を残しておくような優しさが必要だと思う。そういう意味で、責められた経験をもてば、きっとそれが次に責めるときに活きてくるだろう。永田氏は、懲罰がどういう結果になるにせよ、これからどんな立場になるにせよ、また人生を一から頑張ればいいと思う。

そして、他の議員もひいては国民も、いつ自分が責めるほうから責められるほうに立場が逆転するかわからないということを肝に銘じて、武士の情けというか、厳しくも優しい心を持ち合わせていてほしい。

最近のメディアを見ていると、その心がとても欠けているように感じる。どん底まで相手を落とす。それを面白がっているふうにすら思える。最近の何か事が起きたときの当事者への質問は、まるで検事のようですらある。政治の世界もまた然り。

永田氏の場合、問題の取り上げ方も謝罪の仕方も、稚拙であることは確かだ。自業自得ではある。しかし、だからといって、彼の疲弊した姿を笑っているばかりではいけない。僕らはしばしば、彼と同じぐらいいい加減な気持ちで、他人を非難しているからだ。

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» 2006/02/28(火) 二大政党の時代、はるか遠く。 [浜村直之2006「道」 ―life-sized N.H―]
民主党が、ライブドア前社長・堀江貴文容疑者が武部自民党幹事長の次男への送金を 指示したものと指摘したメールについて「本物では無い」と断定。 遺憾の意を示す党声明を発表、前原誠司代表が記者会見で謝罪を表明した。 メール問題を国会で取り上げた永田寿康衆院議員を「6ヵ月の党員資格停止処分」とし、 永田氏の説明を鵜呑みにした責任と取るとして、野田佳彦国対委員長が辞任した。 4点セットで自民党に攻勢をかけた筈の 民主党はライブドア事件追及の幕開けで 守勢に転じ、その力を萎ませてしまった。... [続きを読む]

受信: 2006年3月 5日 09:04

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