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2006年1月20日

女系天皇は是か非か

女系天皇を認めることについて、みんなどう思っているのだろうか? 僕は、有識者会議の結論が出たあとでさえ、あまりこの問題を深く考えずにいたが、だんだんとこれはただ事ではない気がしてきた。

民主党の前原代表が、「女系もやむなし」と発言したり、小泉総理が皇室典範の改正には「党議拘束をかける」と発言したりしている。国民も漠然と、それが現代的であるという感じで賛成している人が多いような印象をうける。

文芸春秋2月号では、寛仁親王がこの問題について言及している。自らを「(天皇家の)血のスペア」と位置づけながら、2665年連綿と男系で維持してきた伝統を、なぜわずか30数時間の会議で簡単に変更しようとするのかと、女系天皇へ疑問を呈した。

これを「時代遅れ」と一笑に付す人も多かろう。伝統なんてクソ食らえと思っている人も多かろう。しかし、封建社会になっても、文明開化の波が来ても、アメリカに占領されても、唯一変わらずにこの国に存在し続け、時に何親等という違いを超えて、無理して維持してきた男系天皇制。

万世一系なんて神話じゃないかと言ってしまえばそれまでだ。しかし、そこに固執することにこの国の神秘があり、その形式こそがこの国の「かたち」を形成する基盤ではないだろうか。僕は、この問題を合理的にもしくは西洋的に考えてはいけないと思う。日本はふつうの国になる必要はない、おおいに変な国でけっこうだ。

寛仁親王も述べているように、男系の皇位継承者はまだ何人もいるし、少なくとも、もう少し長い時間をかけて議論してもいいのではないだろうか。

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