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2006年1月19日

東野圭吾、直木賞を受賞

直木賞受賞、東野圭吾氏「ゲームに勝てて良かった」

6回目のノミネートで、ようやく東野圭吾が直木賞を取った。彼の作品は、まだ『秘密』と『白夜行』しか読んだことないが、僕にとって特別な存在の作家だ。

以前付き合っていた女性が、この手の小説を読まない僕に、「ふつうの推理小説じゃないから読んでみて」といってプレゼントしてくれたのが、『秘密』だった。僕は、その彼女のことがいまだに忘れられない。だから、「東野圭吾」と聞くと、そのまま彼女の像と結びついてしまい、いろいろな思いが頭のなかを駆けめぐる。「じゃあ、作家自身は何も関係ないじゃないか」と言われそうだが、理由はどうであれ、特別であることは確かなのだ。

まだふたつしか読んでいないが、彼の作品には相反する感想を持っている。まず、彼の文体は大嫌いだ。説明調の文章が、どうにも好きになれない。しかし一方で、内容は単なるミステリーを超えていて、読後じわりじわり感動が押し寄せてくる。月並みな表現だが、東野圭吾の小説には、愛があり、哀しみがあると思う。

彼の作品はいつも手にとっては買わずじまいなので、今年はこの受賞を機に、いくつか読んでみようと思う。きっと、当時彼女が「また言ってるよ」とうんざりしていたように、「なんだこの文章は!」と文句を言いながら、その実けっこう魅了されてしまうんだろうなあ。

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